楽々献立利用ガイド
管理ツール
管理ツール
管理ツールについては、これまでの説明のなかでも必要に応じて言及してきました。今回は、利用ガイドの説明の最後として管理ツールの使い方を整理します。
管理ツールを開くとツールバー上に6つの機能メニューと共通設定ボタンが配置されていることがわかります。

- アカウント設定
- メンバー管理
- ワークフロー
- 二要素認証設定
- 食材標準化辞書保守
- データ管理
- 設定
1.アカウント設定

① ユーザー名
変更不可。
② メールアドレス
変更不可
③ 権利保有者表示名
ユーザー名と同様、システムでユニークな名称です。この項目に入力した名称がレシピの投稿者名、レシピ登録画面で表示される原作者名、二次利用者名として使用されます。
④ パスワード
変更前と変更後のパスワードを入力してください。変更前のパスワードを忘れた場合は、ログイン画面の「パスワードを忘れた場合はこちら」を利用してください。
⑤ アバター
変更可能です。お好みのアバターをアップロードしてください。
2.メンバー管理

メンバー管理で可能は操作は、チェックボックスをチェックし、「選択したアカウントを完全削除」を押すことだけです。これは楽々献立を自分で退会するための唯一完全な方法です。システム側は登録されたアカウントに紐づく全ての情報をシステムから削除します。復元はできません。必要な情報があれば、後述するバックアップ機能を使って事前に退避してください。
3.ワークフロー
ワークフローとは、申請者と承認者の両者の操作によって開始、終了する作業の流れを意味します。楽々献立がサポートするワークフローは以下です。
- 自分が作成したレシピを一般公開する
- 自分が作成したレシピを非公開にする
操作の実際は、利用ガイド「レシピ登録」で詳述しましたのでそちらを参照ください。
4.二要素認証設定
操作の実際は、利用ガイド「アカウント登録と退会」で詳述しましたのでそちらを参照ください。
二要素認証を行うためのワンタイムパスワード生成ツールは、Google Authenticatorに限らずTOTP(Time-Based One-Time Password)仕様(RFC 6238)に従うものであれば利用可能です。
例えば、Microsoft Authenticator(Android / iOS)はほぼ同様の操作で利用可能です。お使いのスマホで個のアプリをインストール後に起動すると以下のような画面が表示されます。

この画面から「QRコードをスキャンします」を押し、カメラで二要素認証セットアップ画面に表示されるQRコードをスキャンすることで、ワンタイムパスワード生成が利用可能になります。
5.食材標準化辞書保守
楽々献立のアカウントを登録すると、システムから最新の標準食材情報がダウンロードされ、個人用に利用できるようになります。
レシピ登録において材料の記述の際に必ずしも標準名通りには記載されません。このためシステムでは標準食材名と80%以上の類似度があるか、あるいは「食材標準化辞書」の同義語に一致している材料名がレシピに記述されたときには、システム側で自動的に標準名に紐づけて管理するようにしています。

例えば標準名「にんじん」の項目に同義語として「ニンジン」を追加したいときは、「+ 同義語」ボタンを押して表示されるダイアログにニンジンを入力しOKしてください。そして、「💾 辞書を保存」ボタンを押してください。

定義済の同義語を修正する場合は、同義語の横の「✎」を押して表示されるダイアログから修正します。削除する場合は、同義語の横の赤い「×」を押します。いずれの操作も「💾 辞書を保存」ボタンを押すことで反映されます。
」により食材名を項目として追加することができます。
「✎ 標準名」を押すと、標準名を変更することができます。ただし、この変更を行うと、以降一般公開マスターと同期をとった場合該当する標準名の更新対象から除外されますので注意が必要です。「× 削除」を押すと標準食材の該当項目自体を削除します。
何か操作に失敗して辞書データの一部あるいは全部を失った場合は、ツールバーの「🧹 辞書をリセット」ボタンを押すことで、最新の公開辞書をダウンロードし現在の個人用辞書と置き換えることができます。
6.データ管理
データ管理メニューでは3つのことができます。
- 作成したレシピの一覧と削除
- 食材マスターデータの同期
- データバックアップとリストア

1.作成したレシピの一覧と削除
レシピ一覧の行右端列の「編集」ボタンを押すとレシピ登録画面に遷移し選択したレシピを編集することができます。行頭のチェックボックスをチェックし、ツールバー上のボタン「➖ レシピ削除」を押すと選択したレシピが削除されます。これはレシピを削除するための唯一の方法です。公開状態にある場合でも削除されますので実行の際はよく確認してから実行してください。
2.食材マスターデータ
「⬇️ 公開マスター同期」ボタンを押すと、その時点で公開されている食材マスターデータと個人用の食材マスターとの差分がダウンロードされます。ここでいう差分とは、個人用食材マスターには存在しない食材データを指します。

ダウンロードが完了すると取り込まれた食材マスターが一覧されます。

取り込まれたデータを見ると、カテゴリーが適切に定義されていないようなので、この後で食材情報管理メニューを使って正しいカテゴリーに修正しておくことがよさそうです。
3.データバックアップとリストア
赤い「バックアップを作成する」ボタンを押すと以下の情報がjsonフォーマットのテキスト情報、画像ファイル等個人作成のデータがzipファイルとして生成されます。
バックアップファイルはボタンを押すごとに作成され、最大5世代まで保存されます。
- レシピ登録情報
- 食材マスターデータ
- 在庫管理データ
- 献立計画
- 食事実績記録
- ワークフロー記録
「バックアップをダウンロード」ボタンを押すと、最新日付のバックアップファイルをダウンロードすることができます。最新以外の世代のバックアップをダウンロードすることはできません。どうしても古い世代のバックアップをアップロードする必要がある場合はサポートまでご相談ください。
「バックアップをアップロード」ボタンを押すと、ファイル入力ダイアログを介して指定下バックアップファイルの内容をシステムへ反映します。
設定
「その他」タブを押すと、「公開マスターへのアップロードを許可する」というチェックボックスが表示されます。既定値ではオフとなっています。これをチェックすると、個人用食材マスターの定義を楽々献立管理人が確認することを許可します。管理人は個人用マスターのなかで公開食材マスターに反映することが望ましい項目を公開マスターへ統合します。公開マスターの強化にご協力いただける利用者はこのチェックボックスをチェックしてください。
以上